奥地蘭蓮弁蘭のキンシャ斑と金稜辺月章 No.712

◆２００９年９月２２日、。　　　東洋蘭の病斑

東洋蘭のウイルス病斑の出方もいろいろだけど、最も嫌われ最も一般的なキンシャ斑（錦紗斑・チラ、）の株が見つかったのでご紹介、。棚下通路の奥に置いていた株に出ていたもの、２年前に商人が中国から買ってきた蓮弁蘭、。
画像で見えるように「織物の縦糸と横糸が交差するような退緑色斑」が出るものを東洋蘭界では「キンシャ（または）チラ」と呼んでいます、。この時点でウイルス検査をしても陽性にならないものも含めて、「キンシャ（チラ）」の株は東洋蘭界では売買の対象外です、。もちろん展示会への出品も禁止です、。鉢ごと全部、蘭も土も鉢も捨てましょう、。

金稜辺蘭「月章」、。昨今の世界的なミツバチ減少で急に脚光を浴びる形になった「金稜辺蘭」、日本ミツバチを呼ぶというのですが、無地物または爪を求めている内に手元に寄って来た月章です、。新木が美しいので撮影、。
蘭室で作業していると、空気に「金木犀」の甘い香りが混ざるようになった、。探してみると木の中の方に小さく咲いていた、。「彼岸花」「キンモクセイ」「松茸」・・い～い季節だなぁ～、。

◆先日来しばらく奥部屋記事の更新をしなかったら、常連さんが心配して電話を下さった、。
奥部屋は、時々ヒットも飛ばすんだけど、平素は大概凡打の山だ、。「こんなことしてていいのかな～？」て気持ちがあって、考えてました～、。というのも、もうすぐ「東洋蘭風来記」満５年、「風来記奥部屋」満３年だから、何か新しい方向を見つけられないものか、と思ったので・・・