奥地蘭・朶朶香「南十字星」 No.843

◆２０１０年７月２８日、。　　　　中国奥地蘭ダダコウ「南十字星」

中国奥地蘭、朶朶香散り斑多弁奇花「南十字星」、。
まさか、こんな花が咲くとは思わなくて、朶朶香の散り斑として作っていた、。開花すると、画像の花、。でも、朶朶香にはこの手の十文字咲きする品種は他にもある、。大概は固定しなくて、毎年いろいろな形に咲くし、普通花を咲かせることも多い、。だから信用しなかったら、蘭の方が怒ったらしくて翌年も同じ芸の花を咲かせたのだた、。”あ、こりゃ御見逸れしました～”てなもんよ、。

よく見ると、外弁４枚、内弁（捧心）は３枚、１舌、１蕊柱だが、鼻頭を包む部分が無くて２つの花粉塊が直接見える、。まるで”タマタマ”のようで、ちと卑猥、｡･ﾟ･（｡つ∀≦｡）･ﾟ･｡、で、こりゃ、奇花だなぁと納得、。
葉は赤芽、総散り斑に出て、散り斑は最終的には葉辺に濃密に集まり覆輪のように見える、日春「山の端」と同じいわゆる散り斑覆輪（チリリン芸）である、。
花弁にも同じ芸を現わし、白色総散り斑の中に紺散り斑を縞状に通し、赤みをぼかす、。綺麗な芸だ、。
葉先が飛び易く３本と綺麗な木がそろわない、。天は二物を与えずだなぁ～、。欠点はそれだけ、。栽培容易、繁殖は普通、花着きは良い、。

◆昨日は電話の日だた、。終日、誰かと電話で話してた、。
商人さんから聞いた話によると、「奥地蘭の銘鑑を出して欲しい、」ていう声があるようだ、。あ～、そりゃいいかもな～、ては思う、。「奥地蘭の銘鑑」を発行するとなると、それを発行する機関なり会なりが必要になる、。
奥地蘭に限定するのか、新しい中国春蘭や中国蘭も含めるのか、てな問題も議論されなければならないだろなぁ～、。
四国の愛好家が発起人になって「杭州寒蘭の会」が出来るそうだ、。（エビアンは無関係、）、。そんな風に「奥地蘭」とか「中国蘭」の会の発足が、まず先決だろうね、。何をするにも資金面の裏打ちが要るから、。銘鑑発行の資金の調達ができないと運営できない、。
そのあとで、その会が「奥地蘭銘鑑」と「一花・九華の中国蘭銘鑑」とを発行すればいいわけだ、。中国蘭に関わる全国の商人さんの協力が必要でもある、。愛好家だけが勝手に寄り集まって会を作り銘鑑を発行しても、支持されない、。商人の協力体制を作らないと、こういうことは上手く行かない、。でも、商人の後押し体制は作れると思う、。今ならね、。
残る問題は誰が言い出しっぺになるか、だけの問題だろな、。エビアンはやだよ、。今更そんなエネルギーは無い、。

◆ぼちぼち、だけど、奥地蘭などが関東の日春本場へも浸透し始めてるようだ、。関東はなんしろ日本春蘭じゃないと夜も日も明けない土地柄だ、。中国蘭に対してはアレルギー反応がある、。
常々、「翆蓋蝶」のような優秀な蘭が何故関東地方の愛好家に支持されないかが不思議でしようがない、。エビアンの知るところでは、「翆蓋蝶」を買った商人は一人だけ、「翆蓋蝶」を買った愛好家も一人だけしか居ない、。いきなり「奥地蘭」を買えって言ってる訳じゃない、「翆蓋の胡蝶咲き 」だよ、こんな優秀な品種をなぜ欲しがらない?、不思議でしようがない、。今すぐ売れる蘭じゃないと買わないんだろなぁ～、。昭和３０年代４０年代なら関東てか東京が中国春蘭の本場だったのになぁ～、落ちたもんだなぁ～、。
まぁ関東地方の愛好家が急に「翆蓋蝶」を欲しがられても、供給が間に合わないだろけど、。

でもな、関東地方も中国蘭を作るようになるよ、。奥地蘭もね、。遠からずそうなる予感はある、。
中国春蘭や一茎九華は「侘び・寂び・風流、」を味わうものだ、。文人趣味的な土壌が関東特に東京には醸成されていると思う、。本当の意味での文人趣味は東京でしか育たないと思っているのだけど、エビアンの買いかぶりかも知れない、。

◆ここんとこ、動画部屋とtwitterとにロシア人女性歌手とカナダ人との女性が友達登録して来た、。どうもエビアンを女性だと勘違いしてるようだ、。evianてのは外国人が見れば女性のHNなんだろなぁ～、。それで動画の閲覧回数が増えてる、。女性歌手のページからリンクして外人が見に来てるんだろな、。だから「浪曲・清水次郎長」をアップしといてやった、｡･ﾟ･（｡つ∀≦｡）･ﾟ･｡、。おっぱい動画やヒップ動画は削除しといたほうがいいかな、｡･ﾟ･（｡つ∀≦｡）･ﾟ･｡


「雲南省大理・散り斑桃花」
葉だけを見ると、上の「南十字星」と見分けがつかない、。肉厚な葉、葉先が飛び易いところなど、全く同じ、。チリリン芸であるところも同じ、。ところがこちらは平肩桃花なんよね、。新芽は綺麗、。画像の時点では総斑縞（総散り斑）、。徐々に変化して行く葉芸も楽しい、。この後、葉の中央部から徐々に紺散り斑が広がり、白い散り斑は最終的には葉辺へ押しやられて濃密に集まり、白覆輪のようになる、。