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◆2007年12月15日、。中国春蘭「寰球荷鼎」 「寰球荷鼎」という蘭そのものが、どういう経緯でどうして登場したのか判然としないのだが、商人筋の導入品である、。一般の商人にも宣伝されていたらしく、恵蘭の交換会のアンコに客が「寰球荷鼎とは、どういう蘭か?」と聞くと、「緑雲の赤花だす(です)」と関西の商人が説明していたから、そういう風に言えと聞かされていたのだろう、。 -------------------------- ◆小原秀次郎が死んだのは、多分、昭和50年の秋だったと思うが、その直前に小原から届いたハガキには「緑雲4本400万円、寰球荷鼎3本600万円がありますが、いかがですか、」と書かれていたから、「寰球荷鼎」の登場は、それより2~3年逆上る昭和47年前後の事だったろうと思われる、。「寰球荷鼎」の人気には小原とミヤクンが関わっていたように記憶する、。(昭和57年は間違い、47年に訂正、)、。 この時間的曖昧さを御承知の上で御読みいただきたい、。 -------------------------- ◆昭和47年頃突然「寰球荷鼎」という蘭が登場した、。噂では、1本250万円ということだった、。これを「春蘭・日本昔話・スレッド156紅梅仙」に登場した東京のキャバレー王・小浪義明さんと当時売出し中だった新潟のヤクザの親分Nさんとが、半片づつ歩乗りで4~5本を1200万円(多分そうだった、1500万かも知れない、)で買い入れた、。(すみません、当初、昭和57年頃、と書いてしまいました~)、。 ◆ヤクザの親分Nさんは、同じ時期、日本春蘭「守門山」を1本100万円で人気して話題になっていた人で、総ヒノキ造りの蘭室を作り、その温室開きには全国から商人を招待して大宴会と大交換会を開いて話題になっていた、。 -------------------------- ◆さて、小浪さんとNさんとで600万円ずつ出し合って1200万で購入した「寰球荷鼎」だが、新潟のNさんが作に当たる事になった、。 1作の後、Nさんは、(なぜあんな不義理・掟破りをしたのか不思議なのだが、)小浪さんに内緒でバック1本を売ってしまい、代金は自分の懐に入れてしまったのだた、。 ◆ある日、東京の小浪社長が新潟のNさん棚へ「寰球荷鼎を見に行く、」と連絡が入った、。 さ~、大変だ、。見に来られて本数を数えられると数が合わないのがバレてしまう、。ヤクザの世界でも蘭の世界でも「掟」は同じだ、。半片歩乗りの蘭のバックを1本、無断で売ってしまっているのだから、謝って済む話じゃない、。 Nさんは小浪さんに電話して「小浪社長の歩を全部買い取りたいから新潟へ来なくても、送金する、」と申し出たのだた、。小浪さんの投資額の600万円に増え芽の分の半分の金額を払わなくてはならないのが決まりだから、恐らく800~1000万円を小浪さんに送金したハズである、。 そうでなくとも、「寰球荷鼎」のバック1本の金でも欲しかったくらいお金に窮していたNさんにとって、800万がこたえない筈がない、。借金して送金したのだろう、。 それから間もなくして、Nさんは首を吊って自殺した、。歩乗りの蘭の1本を売ったばかりに、だ、。 --------------------------------------------------------- ◆2~3年の後、「寰球荷鼎」も少し安くなったので、エビアンも10センチ程の1本に芽付きを120万円で買ったのだたが、作がかからなくてグズグズする間に「寰球荷鼎」も安くなり、ついに全額損になった苦い思い出のある蘭なのだ。
by evian_tn
| 2010-10-15 09:28
| 中国春蘭
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