ケイラン「達磨」 Ｎｏ．９５４

◆２０１１年３月３日、。　　　蕙蘭「ダルマ」

３月３日が「桃の節句」だという事を思い出すほどに気持ちに余裕がある３月３日だ、｡･ﾟ･(｡つ∀≦｡)･ﾟ･｡この２０数年はそんな余裕は無い３月を過ごして来たから、。

今春、「蕙蘭ダルマ」を初めて作る人も多いことと思います、。
当たり前ですが、「蕙蘭」は「春蘭」ではありませんから、そこには微妙な性質上の違いがあり、当然ながら、作り方も変化します、。
「台湾報才蘭」の（全部ではないにしろ一部の）自生地は、高温度・高湿度（滝の水しぶきが当たるほど）で、根は岩にへばり付く役目をになっており、水分栄養分の多くは空気中から摂取しています、。
これを「鉢植え」で作るには、空中湿度の多い所へ置き、鉢表土上には水苔を敷いて、更に水は多めに与えて作ります、。葉から水を採っていたのですから相当多い目に与えます、。極端な話が、鉢表土上で水苔が成長して伸び上がって来るほどに、です、。「達磨」の場合、水が辛いと葉が傷みます、。
「中斑ダルマ」（瑞玉ダルマ）と「覆輪ダルマ」は春蘭の人にも何とか作れますが、「中透ダルマ」は葉緑素が少ない分、成長は遅いので覚えておいて下さい、。（画像上は中斑ダルマ、下は中透ダルマ）

「ヤクシマモジズリ」の冬葉、。誰かがヤクシマモジズリを買ったと写真添付して来たのでエビアンとこの分を一鉢掲載しとこうかな、。夏葉は細く魅力に欠けるけど、冬葉は地面に張り付いて可愛い、。

◆「青龍」「朱雀」「白虎」「玄武」の”四神”の内、白虎と朱雀とは何とかそれらしき生き物が存在するのに、青龍と玄武とは想像上の生き物てところが腑に落ちなかった、。モデルになった生き物は居た筈だと思うから、。
昨夜のテレビで、スロベニアのある川の上流、洞窟から湧水が湧き出る洞穴に、世界でここにしか生息しない「黒いホライモリ」てのが生きているのを紹介していた、。
ウナギのような体に足があり、首の後ろに手の平状の赤いトゲトゲがあり、頭の所が中央で二つに割れたようにへこんでる、。これを見た時に、現在の地球上で探すなら「黒いホライモリ」が最も「楽焼鉢に描かれる、龍、」に近いな、て感じた、。清流の湧水の出る洞穴てところが「龍穴」て言葉にも一致する、。その昔には、世界中の清流の洞穴に住んでいたのじゃないかて思う、。
亀と蛇とを組み合わせたような「玄武」てのも、昔にはモデルになった生物が居たのかも知れないね、。