奥地蘭朶々香「複色兜花Ｏ」 Ｎｏ．９５７

◆２０１１年３月８日、。　　　奥地蘭朶々香と展示会用飾り鉢

展示会が近づいて来て出品鉢の選別をしなければならなくなって来た、。
蕾の段階で「この鉢とこの鉢と、」なんて皮算用していたものが開花すると予定外の(悪い方へ)花が咲いたり、「お前はあっち向け、俺はこっち向く、」てな風にちぐはぐで作品としては使えなくなったり、色が出なかったり、開花しなかったり、(今年の傾向だけど)花が小さかったり、後ろ向きにバック木の方向を向いて咲いたり、･･･と、ま～好き勝手に開花するもんだから日一日と予定品が姿を消す、。

展示会出品鉢というのは「品種」で行くか「作り」で行くか、の２つなんだけど、もう今じゃ「品種を見せる」てほど珍しい品種もほとんど無いのだから、詰まる所は「作」を見せなければならないていうプレッシャーがかかる、。去年までなら１５０鉢ほどを開花させて４０～５０鉢を出品し、予備の蘭を４０～５０鉢も控えさせていたのに、今年は”８鉢”が逆に妙に重い、。逆プレッシャーを掛けられている始末だ、。
今年は会員さんの名作を鑑賞する展示会にさせてもらおう、｡･ﾟ･(｡つ∀≦｡)･ﾟ･｡

展示鉢を選んで、といってもなるべく小さくて嵩張らない鉢を選んで、熱湯消毒している、。中国古鉢を選んでみたが、どうも大部分は楽焼鉢になりそうだ、。奥地蘭は２～３鉢だけ、。中国春蘭は無し、。日本春蘭てことになるかなぁ～、。一番ラクチンだからね、。開花させ易くとりあえず誤魔化しが利くのは日本春蘭だから、。

「中国春蘭」の展示会出品は本当に難しい、。展示会に出せるような（鑑賞に堪えるような）木姿に作り、鑑賞に堪える花を咲かせて中国鉢に入れて展示会に出品するのは、知れば知るほど難しい、。で、出品は無し、。この辺が中国春蘭の奥深さだろなぁ～、。

画像は「朶々香の複色花兜花Ｏ」、。一度余剰苗に種木を出している、。複雑な色をした兜花で、アクの強さが好もしい思う、。