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![]() ![]() ◆2011年10月9日、。 風来記本井顧問 本井顧問が亡くなられたそうだ、。 8月末に電話が通じなくなり、その頃の事だったようです、。 本井凡夫さん(凡夫が本名かどうかは疑わしい、何かの機会に違う名前を見た気がする、)は、東京大学法学部経済を卒業後「日本航空」へ就職し、フランス国パリ支店勤務に就いたが、そこでフランスの投資財閥の駐日代表にスカウトされた人、。岡山には豪邸があるのだがお母さんの死後は閉めっきりにして東京世田谷の桜ヶ丘に一人住まいしていた、。たまたま近所を散歩中に興花園を見つけて立ち寄り、「東洋蘭」の道へ入って来たのが寒蘭大ブーム時だから昭和50年ごろのことだと思う、。 エビアンの従兄でヨーロッパ浪人のような事をしていたのがフランスで本井さんと知り合い、帰国後エビアンに紹介して来た、。本井顧問が来宅されたのが昭和51~52年ごろの事だったと思う、。一茎九華と寒蘭が好きだと言うので寒蘭「白妙」を差し上げた、。 女性には興味が無く、生涯独身、。従ってエビアンとは蘭の話しかしなかったけど、いくつかは面白いエピソードもあるが、とてもネットに書けるような事じゃない、。・゚・(。つ∀≦。)・゚・。 風貌は「やくざ風」、本人も意識的にそういうイデタチを好んだようだた、。本井さんと新宿や渋谷の街を歩くと角々で警官の職務質問に遭うかヤクザが寄って来て「お兄さんはどちらの組のお方でござんすか、」て声をかけて来る、。・゚・(。つ∀≦。)・゚・。、止せばいいのに本井顧問も「お前らに説明する義理はねぇ、」なーんて言うもんだから、傍にいるこちらがヒヤヒヤするのだ、。警察へ連れて行かれても「ここのサツは茶の一杯も出ないのかい、」なんて言うんだもんなぁ~、。・゚・(。つ∀≦。)・゚・。 知り合った初めの頃は頭の中ではフランス語で考えてるなんて言ってたが、エビアンが送った数十冊の中国蘭の本や奥地蘭の雑誌を読破して面白い部分を抜き出して(翻訳して)エビアンに手紙で知らせてくれるので、「奥地蘭ブーム」の頃は随分と助かった、。エビアンが「自然と野生ラン誌」に「東洋蘭風来記」を1年間連載した時に本井さんの手紙が大いに役立った、。あれが無ければエビアンは奥地蘭の知識を得られなかったし、奥地蘭人気もできたかどうかは疑わしい、。 四国寿楽園の会誌に記事を書いたりもしていたが、 「自然と野生ラン」別冊「中国蘭花図鑑」の「一茎九華」の解説文が本井顧問の遺稿となった、。「転茎」と「排鈴」という言葉も本井さんが残したものだ、。 今年の夏前には「酒しか喉を通らない、」て言ってた、。体重も30数キロにやせ細り、干からびて死んでるのを発見されたそうだ、。本井さんらしいやい、。 さよなら本井さん、。いろいろ教えてくれて、ありがとう、。 こういうのが死ぬと、しみじみと寂しいね、。世の中がだんだん味気無くなる、。 ------------------------------------- 上画像は25年ほど前に大阪の展示会で、。下画像は2006年5月、エビアン上京の折り、ホテル大倉のロビーでエビアンと新企画の編集子と共に最後に逢った時、。 ------------------------------------- ◆2004年の8月頃、新企画出版局から「中国蘭花図鑑」を出版しようと思う、ていう話があった、。 即座に、「一茎九華」から始めよう、。それで一茎九華の解説文は本井さんに書いてもらおう、と提案したら新企画の編集子がこのアイデアに乗ってくれた、。エビアンも原稿を書くよ、て言って、「中国蘭花図鑑」は本井さん解説の一茎九華で始まり、エビアンの「宋梅競作展の頃」の話で終わる企画が出来上がった、。この時点で、この本は売れるて思ったね、。 翌年2005年2月に出版され、思い通りだった、。 「一茎九華」で始まるていう奇抜さが受けたのだが、だいたい過去の出版物は、まず「一茎一花」の解説があり、その後ろに付録のように「一茎九華」が載っているてものばかりだった、。馬っ鹿じゃないの、「中国蘭」てのは800~1000年も前に「一茎九華」がまずあって、一茎九華の中で蘭花は研究され、葉姿や花容の用語が作られたのだ、。 「一茎一花」は九華に遅れる事500年以上の時間が経過してから、一茎九華を基にして用語が使われたのだ、。だから一茎一花には存在しない芸を言い表す用語が既に存在したのだた、。「刺毛素」とか「狹長舌」とか「硃砂素」とかは一茎一花には当て嵌まる蘭が見当たらない、。 だから、「一茎九華」がまず巻頭に来るべきなのだ、。その思いをあの本に現したのだ、。 エビアン個人的には、本井さんと同じ本を残したい思いもあったのだたが、本井さんの方は一向気にすることも無く、何も無かったように「中国蘭花図鑑」を通り過ぎた、。 ついでながら書くと、「新版・中国蘭花図鑑」を出すことになった時、新企画の上層部からの圧力で「一茎一花」から始まる"昔のアホなパターン”に戻ってしまった、。で、出来上がりには新鮮味も少なく普通の本が出来た、。正しい歴史認識の無い本が地に足の着いた結果を出せる筈もない、。
by evian_tn
| 2011-10-09 15:01
| 東洋蘭
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