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◆2012年1月5日、。 京楽焼「楽徳鉢」(らくとくばち) 京楽焼蘭鉢「楽徳鉢」(らくとくばち) 前々から、明らかに京都の楽焼鉢なのに、「短冊屋」ではないが素晴らしい鉢、てのがあって、「これはどこの鉢だろう、」て愛好家は悩んでいたのではないでしょか、。 情報の出所その他、総合して考え合せると、これらの鉢が「楽徳」の鉢だて思います、。(現時点ではの話ですが)、。 「一見短冊屋風、」だがどこか違う、。「鋏み痕が足にある、」、「素焼き時点での焼成温度が短冊屋よりも低く、柔らかな感じがある、」、「鉢の胴部分の上部の加茂黒に艶がある」、「作りは良いようだ、」、「高級絵付けを施してある、」、「どこか落ち着いた良さがある、」・・・・・と感じて居られた筈です、。 この分が「楽徳鉢」だと思います、。 「短冊屋製品」が男性的な凛々しさを感じるのに対して、「楽徳鉢」は女性的な優しさがあるように感じます、。(女性が優しい、というのは古来のイメージに沿っただけで、女性が優しいとは限らない、。いや、むしろ最近は男の方が優しい、。女性は優しくない、。・・うーむう、だんだん怒りが満ちて来たぞ、。・゚・(。つ∀≦。)・゚・。)、。 京楽焼といえば「短冊屋」しか窯元の名前が分からなかった時代が長く続いたために、(特に万年青界で)「短冊屋が一番、」という価値付けがなされたのも無理はないのですが、どっこい「楽徳窯」も負けてない、。「短冊屋製品」と比べても、一歩も引けを取らない出来栄えの鉢が多いのです、。腕の良い絵師の絵付けした鉢は「短冊屋」よりもむしろ「楽徳窯」の鉢に多いように感じます、。「大波に飛龍、」文様の鉢の多くは「楽徳窯」製です、。 まぁ、そういう訳で、価格的には同格に扱うのが良いと思っています、。 画像の鉢は「花菱繋紋」と「波ウサギ紋」の蘭鉢、。5寸前後、。 「波と兎」の文様は、古事記収録の「因幡の白兎」を始めとして、謡曲「竹生島」にも歌われるなど飛鳥時代以来の古典の伝統文様、。桃山時代から江戸時代にかけて多く用いられ、江戸時代初期に大流行した紋様です、。ふーむ、知らなかったなぁ~、。 ----------------------------------------------------- この記事、表の「風来記ページ」へ移転させるかも知れません、。 ------------------------------------------------------ 「楽徳」て名前が出てきたくらいだから、沢山製作したのであろう、。「短冊屋」を除いた「京楽鉢」の中で最も数が多いのはこの鉢だ、。…という風な消去法のような決め方であって、これら鉢が「楽徳鉢」だという証拠があって決めた訳ではありません、。 でも、こうでもしないとらちが明かないものね、。 ------------------------------------------------------ 京都という古めかしい都市にも約20年近く前から地下鉄ができたようだ、(乗ったことはない)、。その地下鉄工事をした時に、京都駅(七条)から北へ向かって掘り進むと、次々と「古い窯跡」が掘り出されたのだそうだ、。その「古い窯跡」のほとんどから「楽焼のカケラ」が発掘された、。何のことは無い、あちこちで「楽焼風焼き物」は焼かれていたのだ、。 それほどだから、「楽焼植木鉢」の窯元名が判明するなどという事は非常に珍しい、。奇跡に近い、。今回の「楽徳鉢」の知らせにエビアンが興奮する所以である、。 ------------------------------------------------------ 「古典楽焼鉢」を書く時は、自分の性格が”職人”だてことと、自分が日本人だてことを痛感する、。60年ほど前までの日本人は素晴らしい、。本当に惚れ惚れするほどの仕事をしたね、。 古典鉢を手に持つと、手の平を通して伝わって来るものがある、。エビアン子供の頃までは、職人仕事は江戸時代のまま伝わってたのよね、。下駄の歯や鼻緒を取り換える職人も竹駕籠作りの職人も、そのほか各種の職人が生活できてた、。貧乏だろけど生活してた、。 「古典楽焼鉢」を持つのは、そういう昔の日本人に触れることでもあるんよね、。
by evian_tn
| 2012-01-05 11:21
| 東洋蘭鉢古鉢中国鉢
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