京楽焼鉢「短冊屋万年青鉢」 No.1291

◆2013年6月12日、。　　　京楽焼「短冊屋万年青錦鉢」


「短冊屋」の万年青鉢が画像投稿掲示板に投稿されたので黒鉢を掲載しようと思ったのだたが黒楽鉢画像が無かった、。
その代わりにはならないけど、「短冊屋窯元絵付け万年青鉢」を掲載しとこう、。

「短冊屋」とか「楽徳」とか「手島」とか「福富」とかの見分け方の具体的について書いて欲しいだろけど、書けばその条件に合った別鉢が出て来るから同じなんだ、。イタチごっこになるだけ、。

非常に抽象的表現になるけど、「短冊屋」には短冊屋だけが持つ「雰囲気」があるものだし、「福富」には福富の、「手島」には手島の、本物だけが持つ雰囲気てものがある、。そういうオーラを出してるから、そこを感じ取るのが一番の決め手だ、。

一つ言うと、「短冊屋」の鉢は「鉢のヘリの上辺」がピタッと平らである、。他の窯元にもヘリの上面が平らな窯元はあるけど「短冊屋」の平らさは独特だ、。
「短冊屋」て、皆な が思うほど、商人が言うほどには無いよ、。そうは多くない、。名前が通ってるからね、以前から「短冊屋」としてたくさん売られてるからね、多いように思っておられるだろうけど、そうは簡単には転がってないよ、ては言っとく、。

（画像の「短冊屋小万年青鉢」が短冊屋の形を代表するものではありません、。ほとんど役立たない画像です、。この鉢は短冊屋の小型鉢でしか出せない作りを施してあります、。）

「楽焼鉢」は後発の窯元みんなが「短冊屋」を真似たのだから似ていて当然、。当たり前、。
「楽雅亭」「楽忠」のように独自路線を行った窯元以外の楽焼鉢は全部「短冊屋」に似ている、。短冊屋で修業して独立した窯も多いのだから、。短冊屋からの独立派には、短冊屋に似せようとした窯と、独自色を追求した窯とがあります、。

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「楽焼鉢」も調べ始めると次から次へと分厚い壁が立ちはだかる、。
つい数年前、楽焼鉢鑑定を得意とした商人・野田谷治男氏が生きていた頃は、楽焼鉢は「短冊屋」「手島鉢」「古京楽」の3種類に分類されていただけで、それで事足りていた、。
調べ始めると、それだけでは納まらない鉢も多く、窯元も「福富京楽堂窯」「浮田楽徳窯」の判明と共に、更に奥深くなって行ったのだた、。

時代では、江戸と明治の境界の問題、。顔料の問題、。製法の問題、。同じ窯元でも時代によって製法や絵付けが変化するし、蘭鉢・万年青鉢・紫金牛鉢・風蘭鉢（今でいう風蘭鉢）によって作り（特に足の作り）は変化する、。
奥深くなるばかりなのだ、。簡単じゃない、。


今年は、上画像でも「青緑色の線」を描くのに用いてある顔料が「地中海キプロス産のテールベルト」だということが判明しただけでいい、。一年に一つでも謎が解ければ大進歩だ、。楽焼鉢を調べ始めて直ぐにこの青緑色の顔料が何であるか、と疑問に感じ続けて来ましたから、。
風来記2013年3月、No.468に書いてあります、。
「明治時代の古い楽焼錦鉢」に何とも言えぬ良さを感じさせているのは、加茂黒釉薬素地の上に描かれた、このテールベルトの「青緑色の線模様」の功績によるところが大きい、。実に味わい深い、。

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日本春蘭はそろそろ発芽最盛期に入ったように感じる、。
中国春蘭や一茎九華は未だ、。豆弁蘭はぼつぼつ発芽、。朶朶香もまだ、。蓮弁蘭もまだ、。広葉恵蘭も未だ、。韓国春蘭柄物も未発芽、。
全体としての発芽最盛期はまだ先の様子、。

暑さは真夏並みだけど、それでも真夏よりは気温は低いかな、。「蚊」は凄い勢いだ、。水やりの数時間前には「蚊取り線香」を点けておく必要がある、。気温は高く湿度は低いのでナメクジは見なくなって助かる、。
下手すりゃ「空梅雨」かもなぁ～、。蘭が疲れるよ、。

13日も気温３５℃、。息をするのも苦しいほどだ、。蘭はどうかと見てみるんだが、なーも感じとらん様子で、急に新芽が出る訳でもない、。ま、そうだろうな、｡･ﾟ･（｡つ∀≦｡）･ﾟ･｡
外棚に蜂が来ていて何か匂う、。探すと「四季蘭の実生」が地味～ぃに咲いていた、。撮影、。

関東地方の人に高気温にご注意をと書いてたら、大阪が最高温度の連続になってた、｡･ﾟ･（｡つ∀≦｡）･ﾟ･｡
13日の最高気温３７．５℃は大阪豊中市で観測という発表になってるけど、ここから南へ１キロの所だ、。豊中で３７．５℃てことはここは盆地気候なのでもっと高温だったろうけど、ここの市には気象台の観測員が居ないのでテレビなどには出ない、。
最近の地球気温は過去１万年で最高気温なのだそうだ、。

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＜夏空＞、。台風も来ない、雨も降らない、梅雨はどこ行った？、変な雲は出ていない、。ヨーロッパ中央部は大洪水らしいから地球全体ではバランスは取れているようだけどね、。


「ザ・ホワイトハウス」が終わってからは気が抜けてしまって新しいドラマを探す気も失せているのだけど、最近はとりあえず「パーソンオブインタレスト」という連ドラを見ている、。
２～３日前に合衆国政府がsnsなどの協力の元、国民の秘密情報を収集していたことがニュースで報じられた、。アメリカとイギリスは9.11以後はテロ予防に力を入れていて、相当量の情報を把握している、。「パーソンオブインタレスト」はあらゆる公共の場所に設置された監視カメラの情報から犯罪を予防する物語なんだ、。国民監視システムなんてドラマの中だけの話かと思っていたら、本当に実行してたんだ、。
日本でも犯罪が起きた時に駅や高速道路の監視カメラ映像が役立っているけど、警察庁や公安は発表されているよりも多くの情報を握っているんだろう思う、。バーチャル空間の話かと思っていたことが現実社会で使われる時代なんだ、。