東洋蘭「寒鳳蘭」 No.1343

◆２０１３年１１月２７日、。　　　東洋蘭「寒鳳蘭」（かんぽうらん）

今、咲いているのは寒蘭の残りと紫秀蘭、それと画像の寒鳳蘭、。
「寒鳳蘭」、２月３日までに開花すれば「寒鳳蘭」、２月４日以降に開花すれば「春鳳蘭」と呼ぶ、。普通には「鳳蘭」（ほうらん）、。「辺塚蘭」（へつからん）と見分けが困難、。
命名された個体もあるけど、それらは柄物で、「蕙蘭」として分類されていたから、。昭和４０年ごろには恵蘭界の交換会に出ることもなかったから相当前の命名品というか流行品の分野なんだろうなぁ～、。
名前は聞いていたから４～５株を買ってみたが、寒さ（というか寒風）には弱い、。室内に置くのがいいんだけど陽が当たる場所に置き場所は無い、。
画像のような無地物には何の価値も無いけど、この時期に花を見られるのが恒例になりつつあり、花を見られないと寂しい、。
性質は「着生ラン」のまま、。根が空気を好む、。根の形状は魚の背骨状である（枝根が出る）、。「東洋蘭」と呼べるのかも疑わしい、。「洋ラン」の方により近い、。



「寒蘭」「杭州寒蘭」「紫秀蘭」「鳳蘭」などの寒さへ向かって行く時期に開花する蘭てのは可哀想な蘭だな～、。気分が落ち込んで盛り上がらないだろうに、。
春咲きの蘭はこれから暖かい季節へ向かうという明るい気持ちになれる蘭だ、。

--------------------------------------------------

寒さに慣れなくて手入れも進まない、。ポツリポツリとは植え替えもしてはいるのだけど集中は出来てない、。
鉛のような重苦しい雲がかかり寒風吹き荒れる一日だたが自分を鼓舞して(大袈裟だな）「殺菌剤・殺ダニ剤」を散布した、。如雨露散布だ、。今日のように風の強い日でも農薬を散布できるのが如雨露散布の良い所だけど、目の細かい「風来記如雨露」を使用しても如雨露散布する時は散布量が多過ぎになりがちだから注意を要する、。「蘭の上方高く」からサーッと１度だけ（多くても往復２度）葉に農薬が掛かればいい、。「全部の葉」の表も裏も全面に農薬が掛かる必要はない、。ここが「噴霧器散布」との大きな違い、。
大切な蘭には特に丁寧に多目に与えてしまいがちだから注意する事が大切、。ましてや、農薬が土に染み込んで鉢底からポタリポタリと滴るほどにも多く与えるのは、むしろ害になることがある、。
「サビダニ」は葉元の合わせ目付近に居て柔らかな組織を食い散らし、その後は葉の上方先っぽまで登って風に乗って風下の鉢へと飛んで行く、。だから棚の中の背の高い蘭、窓際に置いてある蘭、風上側に当たる蘭、に与えれば棚全部の蘭に与える必要もないんだけどね、まぁせっかくだからサーッと如雨露を振り回すようにして農薬を散布すればいい、。
今年は「サビダニ」とは呼べない食い傷を残す「ダニ」もまだ活動している気がするので、「コテツ」は欠かせない、。「コテツ」は「サビダニ」も「並みハダニ」にも効く、。
それにしても「フロアブル剤」というエマルジョンタイプの農薬は、１０リットルや１５リットルバケツで２０００倍液を作ろうとすると５ccとか7.5ccとかを量り取らねばならず容器にベッタリとへばりつくので不可能に近い、。それで面倒だから４５リトルポリバケツに２０ccチョイを混ぜることにしている、。２つの蘭室と九華置場に与えても半分くらいは残る、。


今夜は「ヤフーメール」を開こうとすると「ログイン画面」が表示されメールが受信できなくなっていた、。トップ画面からヤフーにログインしようとすると「パスワード再設定画面」が表示される、。こうなると、この画面は本物だろうかと疑う気持ちになり（フィッシングが多いからね）URLを確認したりと手間取る、。パスワードを変更しようとすると「IDかパスワードが正しくない」という画面が表示される、。あれこれ試したが駄目で２～３時間放っておいてから再度変更して、ようやくメールが受信できるようになってみると、ヤフーから「米国アドビで情報漏れがあったからパスワードを変更するように」というメールが来ていた、。そのメール自体が受信出来なかったから疑ったのだ、｡･ﾟ･(｡つ∀≦｡)･ﾟ･｡馬鹿みたいやね、。夜の時間が潰れてしまったよ、。今日は「仏滅」かぁ、ロクなことはないなぁ～、。


２８日、。
昼間でも１０℃以下、７～８℃しかない、。寒い、。東京の方が暖かいらしい、。
根を抜いてある蘭を２株だけ植え込んだが、寒くてそれ以上は中止、。寒さは我慢できない程ではないんだけど、蘭室でぶっ倒れてた、なんて馬鹿らしいから植え込みを止めただけ、。
そろそろ蘭室も閉窓かなぁ、。

テレビで見たが、ヒマラヤの標高５０００メートルの高地に住む人達は、氷点下の中をヤク（だったかヒツジだったか）の放牧で生計を立てていて、牧草を求めて野宿する、。ヤクの乳から作った３センチ角ほどのバターをお茶に溶かしたバター茶と小麦の粉をスプーンで数杯口に放り込むだけの夕食、。空気中の酸素は平地の半分しかない過酷な土地、。人間て凄いなぁと思う、。エビアンなんぞ、半日ももたないだろな、。そんな高地でも湖の氷は年々薄くなっていてヤクを連れて渡れないほどなのだそうだ、。石炭で作った電気を使い、灯油ストーブで暖を取ってる身としては、申し訳ないと思う、。

それにしても、今夜は冷えるな～、。シンシンと冷え込む、。年末ごろの気温らしい、。明日朝は日本各地の６割が氷点下の気温なんだって、。