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◆2013年12月16日、。 楽焼鉢、謎の窯元 今年は「京楽焼植木鉢の窯元調べ、」にとって大きな収穫のある年になった、。 京楽焼植木鉢を製作した窯元が一気に5窯も判明したからだ、。 その内の新たに判明した「佐々木松楽窯」の植木鉢を特定できるようになったのも大収穫だた、。 「2013年8月27日、スレッドNo.1314」に書いたとおり、京楽焼鉢を製作した京都の窯元は以下の5窯が判明している、。 ◆短冊家窯(祇園)(錦市場北) ◆浮田楽徳窯(祇園建仁寺東南角) ◆大虎窯(東山区馬町)(清水寺の南) ◆福井楽印窯 ◆佐々木松楽窯(京都府亀岡市)、の5窯の存在が判明した、。 京都の丸山健氏が調べて下さった信頼できる情報で、丸山氏には感謝している、。 この5窯の内、短冊家、浮田楽徳、佐々木松楽、の3窯の製品を特定できるようになったのは「京楽焼鉢の歴史」にとって大きな収穫だた、。 残るは、大虎窯、と、福井楽印窯の2窯の特定なのだけど、まぁ今後の研究テーマを貰ったような気持ちでいる、。 ----------------------------- 上画像、1枚目は「浮田楽徳窯」の鉢、。絵師は(エビアンが勝手に呼び名を付けた)「一柳」の「大浪波涛に龍図」鉢、。 「短冊家窯」と間違われることの最も多い窯元、。台の鉢の作りもシッカリとしているし、高級絵付けした鉢が多いので間違われ易いのだが、台の鉢の陶器の質が柔らかなのが特徴と言えば特徴、。絵付けは「一柳」が描くことが多いから多彩で上出来の絵付け鉢を多く製作している、。浮田楽徳は1861年祇園建仁寺東南角で開窯し大正元年に他界しているから、作品は幕末の少しと明治初期~後期に及ぶ、。 画像2枚目は、東京本郷「福富京楽堂」の鉢、。これも関東地方では「短冊家製」として売られたことが多く「短冊家」としての所有者が多い鉢、。絵師不明、。「大浪波涛に千鳥紋」、。 明治33年にカタログ(価格表)を出しているから明治中~後期に多く製作販売したものだと思われる、。 昭和2年出版の書籍の中に「手島揫二」が、「楽焼鉢の窯元は東京では手島窯のみ、」と書いているので、「福富京楽堂」は大正時代に閉窯したものと判断している、。 京楽焼の紋様を良く研究した作品が多いが、古典の伝統にとらわれない型破りの絵付け鉢も多く製作した、。 台の鉢の硬さは楽焼鉢窯元中でもずば抜けて硬く、「短冊家」と肩を並べるほどだ、。 さて、本日のテーマになった鉢が3枚目画像の鉢、。 これは今の所わからない、。作りの緻密さや製品の質から「京楽焼」だとは思われるが、窯元名は不明、。 「大虎窯」か「福井楽印窯」の製品だと思う、。 絵師も不明、「大浪波涛に雲龍紋」、。雲は「瑞雲」を描いている、。こういう風なちょっとした所で窯元や絵師の特徴が表れるから今後の手掛かりになるかも知れない、。なかなかの腕前をした絵師の絵付けだ、。 1番上と同じく「一柳」の絵付けじゃないのか、て思われるだろうけど、一柳はこの「瑞雲」を描かなかったように思うし、「大浪」を描く絵具に混ざっている「ライトブルー」の明るい青色は一柳は使わなかった、。一柳の大浪は「ブルーグレイ」というか青色と灰色とが練り込まれたような絵具を使う、。 --------------------------- 上掲の3鉢とも飛田邦之氏所蔵、。飛田さんが背景紙を使うようになる前に撮影して送ってもらった画像、。鉢の各々はいずれ風来記トップ画面で使わせてもらいたいと思ってる、。 偶然なのだけれど、3鉢共に「総絵付け」の鉢である、。楽焼鉢の伝統紋様の様式について、エビアンは「総絵付け」だとか「段替わり」だとか書いているけど、理解しにくいと思うので東洋蘭風来記の「風来記ページ」に「伝統紋様の呼び方、」を書きました、。ご一読下さい、。(てほどの記事でもないけど、^^。)、。 (エビアンの勝手な独り言なんだけど、短冊家鉢で龍図絵付けを見たことは無いな~、)ま、後から出て来るかも知れないので、あまり決め付けないで下さいよ~、。・゚・(。つ∀≦。)・゚・。短冊家さんのデザイン帳を見ると相当複雑な絵付け鉢があるようなので、中国由来の伝統模様である龍図の鉢は当然存在する筈です、。
by evian_tn
| 2013-12-15 20:56
| 東洋蘭鉢古鉢中国鉢
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