春蘭の新芽 Ｎｏ．１４２０

◆２０１４年８月１日、。　　　春蘭類の新芽


暑中お見舞い!!!

奥部屋に掲載しようと思って撮影したのは１週間近く前のこと、。「葉割古木吹きスレ」が意外の人気で新芽画像の掲載を躊躇してた、。今はもうもっと伸びているだろう思う、。
新芽が出ない、大きくならないと書いてる内に、先々週あたりの猛暑くらいからアッと言う間に伸び始めて、もう完成に近い芽もでてきた、。蘭の成長を抑制していた何かの要素が取り払われたようやね、。多分、上空の寒気でしょね、。

先日来も暑かったが、７月３１日が最も暑かった、。ただし台風の影響だろから関西地域限定の猛暑日だったかも知れない、。「打ち水」を昼間に１回、夜にも再度、。ついでにポタポタと鉢底から抜ける程度の潅水、。

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中部地方の愛好家から「エビアンの鉢には全部水苔が乗せてあるが、」と電話を頂いた、。
西日本には恵蘭文化が有り鉢表土上に水苔がある景色を見慣れてるけど、東の春蘭本場・関東甲信越から北の方の人は鉢上の水苔を見る事が無かった、。これは「養蘭文化の違い」なんだよなぁ～、。関東地方の人には鉢表土上の水苔は「不潔で汚らしく見える」のだろう、。
エビアンのところも全部の鉢上に水苔が乗っている訳ではないのです、。乗せたいけど面倒なので、。で、画像撮影する時に「新芽が大きく元気の良さそうな鉢」を写したら、たまたま全部の鉢に水苔が乗っていただけのことです、。春から７月末ころくらいまでは鉢表土上に水苔が乗っている鉢の方が新芽の発育具合が良いようです、。全部の鉢の内、半分くらいの表土上に水苔が乗せてあります、。乗ってない鉢は出来具合が悪いです、。そういう「手」になってるんですね、。薄汚れて汚く見える人が無理に乗せる必要はないと思います、。


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余計な御節介気味ながら、「葉割り」「芋に傷入れ」は無難な方法ですが、「ホルモン剤」の使用は「ピンポイントでの狙い撃ち」的にご使用ください、。
「ベンジルアデニン」はモロ・ホルモン剤ですから、少量で非常に効きます、。球根に切れ込みを入れて場所限定での使用をお奨めします、。球根の周囲にメクラ滅法ベタベタ塗布したり、葉元にベタベタ振り掛けたりすると分量が多すぎて木が枯れます、。
本当に確実に良く効きますから、球根に傷を付けて”少量を塗り込む”ようにして下さい、。使いすぎは絶対にダメです、。

普通は、前スレや前前スレのようなことをしなくても”生きのよいバック木”からは発芽するのですよ、。ただ、品種によってはどうにもバック木から発芽しにくい品種があるものです、。木が古すぎて発芽の元気が無いような場合にも下記スレの方法の組み合わせで発芽させることが出来ます、。７０歳の婆さんに子供を産まそうというのですから大雑把にやらずに細心の注意を払ってピンポイントで狙う事、。

「古木の本数が多く」て根も葉も多い場合は、時として発芽しにくい場合があります、。「葉」や「根」は発芽の邪魔をする場合があるのです、。多すぎる「根」や「葉」は半分程度切り取った方が発芽し易いようです、。「根や葉が多い」ということは「発芽抑制ホルモンが強い(多い）」ということでもありますから、見た目の多さに誤魔化されないことです、。
バック木２本立ちを植えておくと、元気の良い前木からではなく、葉数が少ない後木から芽を出す事がよくあるでしょう、。これも「抑制ホルモン」のせいですね、。



千利休百選
掛物や花を拝見する時は三尺ほどは座をよけて見よ