フォロー中のブログ
お気に入り・サイト
検索
以前の記事
記事ランキング
その他のジャンル
ライフログ
栄養ビタミン療法
カテゴリ
全体 東洋蘭(春蘭) 東洋蘭・中国蘭(中国春蘭) 東洋蘭・奥地蘭(中国蘭) 東洋蘭・日本春蘭(春蘭) 東洋蘭・中国春蘭 韓国春蘭(春蘭) 恵蘭(蕙蘭)ケイラン 一茎九華(中国蘭) 東洋蘭春蘭展示会 東洋蘭鉢古鉢楽焼鉢 東洋蘭鉢・楽焼鉢 東洋蘭春蘭植え替え 寒蘭・杭州寒蘭 春蘭 日本の蘭・蘭科の山草 報才蘭・大明蘭 台湾春蘭 万年青・おもと・オモト 季節の話題・季節感 東洋蘭富貴蘭風蘭 このサイトについて タグ
東洋蘭
日本春蘭
奥地蘭
中国蘭
中国春蘭
春蘭
東洋蘭・春蘭鉢・植木鉢
韓国春蘭
恵蘭(ケイラン)
中国蘭一茎九華
東洋蘭・奥地蘭
東洋蘭・春蘭
東洋蘭展示会
九花
九華
寒蘭
春蘭展示会
蓮弁蘭
蘭科山草
china orchid
最新のトラックバック
ファン
ブログジャンル
|
◆2014年9月19日、。 楽絵師「一柳・五柳・布施覚」 急に寒くなりました、。みなさんお気をつけてお過ごしくださいね~、。(ん?、お前の事やろ?、ふむ、そうかも知れん、。) 今月の「風来記ページ」の鉢説明にも何の気無しに「一柳」と書いてしまってますが、「一柳」は風来記上での仮の名前を付けた絵師であって本名は判明していません、。主として「浮田楽徳鉢」に高級絵付けを施している謎の絵師です、。 「楽焼鉢」を調べ初めて直ぐの頃に、当然の事ながら絵師「五柳」を知る訳ですが、絵付けの腕前は「五柳」と互角ながら、どう見ても「五柳絵付けの鉢」よりも古い時代の鉢に絵付けした一群の鉢が有り、「五柳」の師匠筋か兄弟子格の絵師の存在を認めざるを得ず、駄洒落ながら「五柳」より古い人なら「四流・三流・二流」は変なので「一柳」と呼ぶことに決めたという経緯があります、。 「一柳、」は主として「浮田楽徳鉢」に絵付けすることが多く、高級絵付けを得意とします、。「蘭鉢」「万年青鉢」「長生蘭鉢」が知られていて、古い時代にもかかわらず「蘭鉢」に秀作が多く見られます、。「七宝繋ぎ紋」や「花菱繋ぎ紋」や「魚の子紋」と言った伝統紋様を描いても一級品の絵付けをしますが、「飛龍」を描くことが多い絵師です、。京狩野の流れを引く絵師で、「仏画」から流用したと思われる「雲形、」は「一柳」が初めに描いたようです、。数は少ないのですが「鉢ヘリ上面」に「雲形」を描いたものは高級品の場合が多いものです、。「蘭鉢」の場合に限られるようですが、腰部分の足周囲と、「鉢縁下」(はちべりした)とに「金泥で不規則な雲状の模様」を描きます、。「金泥」を使ってフリーハンドで筆描きする「雲形」は見事なものです、。「陰の象徴の龍図」は多く描いたのに対して「陽の象徴の鳳凰」は少ないように見えます、。 「五柳」は、これまたとんでもない腕前をした絵師です、。「一柳」に比べると鉢型が完成した後の時代の鉢に絵付けした物が多く、「一柳」よりも若い人であると思われます、。主として「短冊家鉢」に絵付けをすることが多く、京の伝統紋様を描く時に腕前の凄さを発揮します、。「一柳」が「七宝紋」や「花菱紋」を得意としたのに対し、「五柳」は「青海波紋様」を得意としました、。「五柳」の描いた万年青鉢で「青海波」だけをグルリと胴部分に描いた鉢は、職人芸の極致を見たような気持ちにさせられます、。2~3か月前の「風来記ページ」でご紹介した「七宝繋紋紋の蘭鉢」がありますが、これも一般向きには地味に見えるかも知れませんが、鉢全面を「七宝繋紋紋」で埋め尽くす技は他の絵師の及ぶところではないように感じます、。「五柳」は不思議なことにデザイン化した「龍図」も「鳳凰図」も描かず(見たことが無い)、代わりに「写実的な手法」で「白鶴図」や「小鳥」を描くことを好んだ傾向が見られます、。「段替わり」の2本線の間に金泥で雲形を描きます、。また、一柳ではあり得ないのですが、鉢縁直下にも雲形を描きます、。「五柳の雲形」は「一柳の描く雲形」に比べると金泥で筆描きともイッチン描きとも判断が付かない描き方をすることが多いようです、。「一柳の雲形」は筆描きで手馴れた描き方です、。 (五柳さんというのは四国出身の絵師で、酒を好み、酒代が切れると絵付けをするという気紛れなところがあった・・・というような噂も聞いてはいますが、確証あっての話ではありません、。) さて、「布施覚さん」は、上記二人の鉢を見て真似て修業を積んだことは間違いのないところでしょう、。「一柳」の描く絵付けも「五柳」の描く絵付けも、両方とも「布施覚さん」は見事に描いてしまいます、。初めの頃は「愛楽園の鉢」にも絵付けをしましたが、後には「澤製陶所」の「利山鉢」を専門に使うようになります、。「雲形」はあまり描かないようです(見たことが無い)、。伝統紋様で埋め尽くすような描き方の鉢も見ないですね、。「一柳」も「五柳」も描かなかった「独自の鳳凰図」を描く様は見事なものです、。また「日光東照宮」の「左甚五郎」の「龍、」を見て独自にデザインしたと言われる「龍図」も、古典の絵師には無かった描き方で見事なものです、。「扇散らし紋」をちりばめた「桃山調の絵付け」も「布施覚さん」独自の紋様です、。 現代陶画工の第一人者であることは間違いのないところですが、明治の昔に「布施覚さん」が「加茂黒鉢」に当時の絵の具・顔料を使って描いた鉢を、数寄者が「京土(七条土)」を使って蘭や万年青を植え込み、水に溶けて染み出した「京土」による汚れ(時代乗り)が付いた鉢を見てみたくてしようがない気がします、。 「短冊家」が「陶工」と「絵師」とが別だったことは確実ですが、「佐々木松楽窯」は陶工と絵師は同一人物でした、。 このことから他の窯元、「浮田楽徳窯」「大虎窯」「福井楽印窯」、東京の「手島しゅう二窯」「福富京楽堂窯」は、「陶工=絵師」だった窯元もかなりあると最近のエビアンは思っています、。 特に「浮田楽徳窯」がどうだったのかは興味を引くところです、。「一柳」とは「浮田楽徳」自身の事だったのかも知れないと感じ始めています、。 「手島しゅうじ」の「しゅう」、「秋」の下に「手」の文字が出なくなってる、。IMEパッドでも出ない、。困った、。しようがないので当面は、「手島秋二(秋の下に手)」と書く事にします、。 --------------------------------------- 手島揫二 手島揫二、、、あれ?、出るようになった、。・゚・(。つ∀≦。)・゚・。、訳が分からんなぁ~、。 (駄々香ちゃん、ありがとう♪)、。 ---------------------------------------- 対馬の芳心ちゃんから送ってもらった「今年の彼岸花画像」をご覧ください、。
by evian_tn
| 2014-09-18 14:55
| 東洋蘭鉢古鉢中国鉢
|
ファン申請 |
||