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◆2016年9月21日、。 東洋蘭・楽焼鉢 気象庁の長期予報は見事に外れて、残暑はさほど厳しいものではないし、秋の訪れも早そうな気配だ、。台風が去った後、気温が低くなった、。雨風共に強い台風でしたね、。 下スレ、No.1726「大隈重信侯と蘭 蘭鉢」を書いた後で考えていて気が付いたことがある、。 テレビドラマ「あさが来た」の中でも言っていたが、大政奉還・明治維新・廃藩置県のせいで江戸時代に米相場で日本中のお金を集めていた大阪商人は、大名貸し分のほぼ全額(今のお金で何十兆円もっとかも)を踏み倒されて、「大阪不況」に陥った、。 京都は、天皇が江戸城が空いたので東京へ行ってしまわれて、京の商人や狩野派絵師たちの多くも東京へ行ってしまい、皇城の地でもなくなり、訪れる人も少なく大不況に陥ってしまった、。明治時代初期から中後期へかけての「京都・大阪」は不況だった筈である、。 ところが、今日に伝わる「京楽焼鉢銘品」の多くは、この「明治中期を中心とする明治時代」に最も多く製造されている、。どこへ行ったのだろうか・・・ 陸蒸気(おかじょうき)の発展と共に「石炭需要」が急増し、九州地方には石炭王が誕生したり、九州各藩は外国貿易で結構稼いでいた、。こういう所へ「楽鉢」は入っていた、。エビアンの持ってる「波ウサギ紋の楽徳鉢」も「楽徳の雲竜図蘭鉢」も、他に「楽徳の陣幕に鳳凰紋」の鉢も九州から出たものだ、。 また、「陸蒸気」のお陰で温泉旅行も流行り、全国の温泉地には観光客が押し寄せたはずだし、遊郭も栄えただろう、。そういう所の旅館や遊郭の経営者旦那衆も蘭や万年青を作った、。エビアンの「緑土伝統文様蘭鉢」は兵庫県の日本海沿い「天橋立」などがある地方から出て来た、。全国の観光地にも多くの蘭鉢・万年青鉢は入っただろう、。 漁師町には網元が居り、思わぬ大漁で大金が入った時代である、。こういう所へも蘭鉢・万年青鉢は入った筈だ、。全国各地にそういう旦那衆が出た時代だた、。 しかし、明治の東京に200~300人もの蘭商人が居たのだから、陸蒸気が開通したことでもあるし、「東京」へはかなりの数量の「京楽焼鉢」が入っただろうことは明白だ、。 それで、前スレNo.1726、には「東京にはまだまだ古典鉢は眠っている筈だ」と書いたのだたが、大きな事実を見逃していたことに気付いた、。「明治時代以後の東京は150年間に渡って継続して一方的に発展してきた」事に気が付いたのだた、。 つまり、「明治時代の東京のお金持ちは、今でもお金持ちのまま」なのだ、。平たく言えば「楽鉢を売らなければならないほどお金に困ったことは無い人達」の町、それが「東京」なのだと今頃気付いた、。 例えば、明治時代の財界人・大倉喜八郎が創業した「大倉組」は、その後も事業の拡張を続け、今は「ホテルオオクラ」「大成建設」「日本皮革」「富士写真フィルム」「日本板硝子」その他の企業グループになっていて、大倉喜八郎が蒐集した美術骨董品は、ホテルオオクラの敷地内にある「大倉文化財団」というところが管理している、。今年東京へ行った時に大倉喜八郎の子孫で当代の大倉さんと挨拶したよ、。 三井家も同じだろうし、三菱の岩崎家も同じだろう思う、。 こういう所に「楽焼鉢」の多くが収まっていたら、と仮定すると、これはもう出て来ない、。見ることも叶わない、。 末端の蘭数寄者の所有していた少数の鉢が、何かの都合で出て来ることはあっても、「東京では明治時代のお金持ちは今でもお金持ちのままである。」という現実に気が付いたのだた、。「狩野派絵画や西洋絵画や美術骨董品」がどれほど多く眠っているかは計り知れない、。存在しないのと同じで、数に読めない存在の鉢だなぁ~、。
(画像は、浮田楽徳製、大波波涛紋に飛龍という水龍図蘭鉢。飛田邦之氏蔵)
by evian_tn
| 2016-09-20 23:53
| 東洋蘭鉢古鉢楽焼鉢
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