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![]() ![]() ![]() ◆2017年6月4日、。 東洋蘭体内のホルモンと肥料分との関係 画像は豆弁蘭黄花「金紋」、。今年カメラマンUさんが咲かせた花、。(撮影も) 豆弁蘭「金紋」の「金」は弁色の輝くような純黄色から、「紋」は舌点が正しく二引きやU字舌にならずに舌先で紅点が(ベタ舌というほどではないけど)乱れるから、。今年の花の舌点は少しお行儀が良すぎて命名の根拠にそぐわず上品にさいてしまってる、。Uさんのお人柄通りに行儀良く大人しい、。エビアンが咲かせるともっと猛々しく咲く、。蘭には作る人の人柄が出るんやねぇ~、。 「蓮弁蘭・白麗」と同じ(今はもう無くなってるけど)神戸三彩園の立花さんが松村正直さんと中国へ行った時に持ち帰った蘭、。豆弁黄花としては花形も良くて一級品、。 ![]() 画像は奥地蘭ですが、以下の記事は「日本春蘭」を対象にしています、。 発芽の季節になりました、。 こういう時に、蘭体内で「ホルモン」と「肥料」とはどういう関係になっているかというと・・・ 「ホルモン」は「発芽へGO」とか「発根しろ」とか「葉を成長させよ」とかの「命令のみ」出します、。 命令が出た後で実際に新芽を出したり葉を大きく育てたりするのは「肥料の働き」です、。 発芽ホルモン(サイトカイニン)は気温で動くようです、。それも20℃を超え25℃程度の相当な高温度が必要です、。寒い冬から徐々に徐々に気温が上昇して6月に入り気温25℃に近くなると動き出しますが、気温がユックリ徐々に上昇するよりも、3月や4月に入ってるのに突然雪が降ったり、そうかと思えば突然に気温25℃を超える夏日に襲われたりというふうな刺激の強い上昇の仕方をする地方の方が発芽ホルモンに刺激を与え動きやすくなり芽出しが早くなるようです、。 「発芽ホルモン」は芽当たりを目覚めさせて動かすだけの働きしかしません、。この時に「リン酸分」が芽を育てます、。蘭の体内に持っていた「リン酸分」が動員されます、。前木にリン酸が不足する場合には古木から急きょ調達します、。移動するのはリン酸分だけです、。発芽前にバック木が枯れるのはこの作業のためです、。 「発芽ホルモンにGOサイン」の命令を出し終えると、「発根ホルモン(オーキシン)」にGOサインが出ます、。新芽が出始めると新根を下ろすようになります、。新根の発育にもリン酸分は関わります、。発芽ホルモンよりも先に発根ホルモンが働く事はありません、。芽が無い所に根は出ない、。 蘭は出た新芽を育てようとして、次に「葉を大きく育てるホルモン(ジベレリン)」が出動命令を出します、。 この時くらいが非常に非常に微妙な時期で、突然の変な刺激があったりするとホルモンからの命令に乱れがでて新芽の発育が止まり「コリ芽」になってしまうことも起こりますし花芽に変わってしまうこともあります、。 この頃、「肥料」では、まず「カリ肥料」を思いっ切り吸収します、。蘭は(植物は)「カリ肥料」には見境が無く、与えられれば与えられただけ全部を吸収しようとします、。常に「カリ過剰」になり易い性質をしています、。吸収したカリ分が多いと細胞が固くなりすぎて新芽は凝り気味に成長し始めます、。出初めの新芽が鷹の爪状に親木の方へ向かって曲がるように成長します、。 蘭は精一杯のカリ分を吸収すると、次にそれに見合うだけの「窒素分」を吸収します、。カリが多いと窒素も多く吸収します、。その窒素肥料分で葉を大きく展開し始めます、。この切り替わり時期は6月中~下旬の頃です、。「窒素分」が働き始めると、凝り気味だった新芽は真っ直ぐになり成長を始めます、。 「発芽ホルモン」は8月10日前後「お盆」の季節になると再び働き、「花芽」を付ける働きをします、。 まぁ、ザッとですが、そういう風な具合です、。 「発芽ホルモン」「発根ホルモン」「成長ホルモン」「葉枯れのホルモン(死のホルモン)」と季節季節に別なホルモンが蘭体内で働きますが、それぞれのホルモンが別個に蘭体内に保存されている訳ではなくて、必要に応じて色々に変化する「親ホルモン」の形で存在しているのだと思います、。 ![]() 奥部屋を書こうとしたらウインドウズの更新とかで1時間も掛かってパソコンが勝手にインストールしてた、。 それで記事を書き終えたら午前2時を過ぎてる、。 ![]() 新芽を早く出そうと思って「冬季加温栽培」をすると、蘭が疲れて徐々に小さくなり遂には枯れてしまいます、。 春3月4月に、合計3~4回程度でよいのですが、温風器や温床線を使って蘭室の温度を25℃以上に1時間程度加温する、。鉢を触ってみて温かみを感じるようになる程度で十分なので、時間は加温開始から1時間ほどで十分、。1時間経過後に全部の窓を開けて冷たい外気を入れる、。これで発芽は相当早くなります、。今は加温設備が無いので実行してませんが、冬季加温栽培とは違って蘭が弱ることはありません、。ただし「蒸れ」が怖いので、1回1時間以内にします、。 新芽が動き始めた時から、毎日水をザーザー与えると新根の発根が促され根下ろしがスムースになり根数が増えます、。発根ホルモンを刺激するようです、。ただし、窒素肥料が落ちてしまい、葉緑が黄ばみますから追い肥は必要になります、。 「長日日」(ちょうじつび)(6月7月8月中旬程度まで)の最中に「短日日」(たんじつび)を混ぜるとホルモンが変化します、。平たく言うと、今からの日照りの季節に急に作場を暗くすると、新芽が花芽に変わったりという風なホルモンの変化が起こります、。置き場所を移動するだけでも、下手をすると起こります、。発芽ホルモンは温度だけでなく日照時間や陽光の強さにも反応します、。 「木酢液」は10万倍に薄まった時に「ホルモン撹乱物質」として働きます、。濃い木酢液を与えると、蘭が枯れたり、思わぬ季節に新芽が一斉に発芽する現象が起きたりします、。ハムやソーセージの燻製製品が人の癌を発生させると言われるのと同じですね、。 「陽光」や「温度」や「水」を上手く利用すれば、各種ホルモンを動かせます、。 ただし「自己責任」でお願いしますよ、。結果に責任は取れません、。
by evian_tn
| 2017-06-13 02:22
| 中国蘭(中国春蘭)
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