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◆2019年8月11日、。 韓国春蘭紺帽子紺覆輪極く黄中透け縞「栄光」、。 紺帽子紺大覆輪極く黄中透け縞「栄光」2株、。上3枚と下2枚は別株です、。 2枚目画像をご覧頂くと分かり易いかも知れないが、葉先きには深々と紺帽子を被り、紺の大覆輪が回っている葉の中に、葉先きからの蹴込み縞と葉元から葉先きへと押し上げる黄縞とが微妙に入り交じっている、。中透け縞と呼んでも良いし、春蘭の場合に限り中押し縞と呼んでも構わない、。 蕙蘭界で言う「中押し縞」は葉の中央の背骨に当たる「中肋(ちゅうろく)」が黄色く透けずに紺地でなければならない、。「中」を押す(暗む)から「中押し縞」と蕙蘭界では呼ぶので、春蘭の人は理解しておかねばならないというヤヤッコシイことになってる、。(そうなってしまったのはエビアンのせいでもあるのだが、昭和60年頃に急いで「春蘭縞物用語」を作らねばならないほどの春蘭史上初めての「春蘭縞物ブーム」が起こったからだた、。) 昭和60年当時、春蘭本場の東日本には「虎斑」を表す用語はあったが「縞斑」を表す春蘭用語は確立していなかった、。それで「縞物の先輩の蕙蘭界」にあった用語を「春蘭用に作り替えた」のがエビアンだったからだ、。 2カ所で「春蘭界」の理解と「蕙蘭界」の理解は異なる、。 蕙蘭界では「中透」は「中透地」という葉の状態を表す用語であって縞物用語ではない、。と蕙蘭系の商人や柄にうるさい人たちが言い張るのを、葉幅8ミリの春蘭では真ん中の1本だけの黄色い縞でも縞に見える、と言い張って「金閣宝」や「金玉殿」を中透に分類した犯人は私です、。・゚・(。つ∀≦。)・゚・。 もう一つが、上に書いた「中押し縞」です、。 この2つの点についてのみ「春蘭界」と「蕙蘭界」とは解釈が違います、。 後世に誤解を残すような用語だったが、「中透」も「中押し」も良い用語なので、正しく理解して後世に残したいて思っています、。 今年の「栄光」は地味柄で最高柄に来ているんじゃないでしょか、。これ以上伸びずにこの辺で力感溢れた姿のまま伸び止まってくれたらいいんだけど、。「栄光」をそういう風に凄み有る葉姿に作れたのは「裾野の松井さん」ただ一人で、松井さんは蘭を止めてしまわれた、。 ◆もう少し補足しようかな、。 一番下の5枚目画像の「新木向かって右の葉」の柄は、春蘭界では「紺帽子・紺覆輪・黄中透」と縞物として呼ぶのに対して、蕙蘭界では「黄色い中透地に紺帽子と紺覆輪を深く掛けた芸」に過ぎず、中央の黄色い部分は地色の黄色が残っただけであって「縞とは見ない」というものです、。この芸に相当する蘭の代表格が「金閣宝」です、。「元々黄色い葉の周囲に紺覆輪を掛けただけの単純芸で縞ではない」と見るのが蕙蘭界の見方です、。蕙蘭界では「紺覆輪」と呼びます、。 「中透け」というのは、「紺地の中へ黄色い縞が1本通った」と見るのが春蘭界の見方、。 「黄色い葉の周囲へ紺覆輪が回っただけ」と見るのが蕙蘭界の見方、。・・・この違いです、。 この議論だけで2~3年間の時間を要した、。わざわざエビアンの家まで文句や皮肉を言いに来た蕙蘭商人も居たほどだた、。「あいつ(エビアン)は縞物を分かってないヤツ」という風な結論を出して落着したようだた、。 しかし今では「金閣宝は縞物の代表格」の地位を得ているのは、結局エビアンが勝ったんじゃないのかな、。蕙蘭では「金閣宝」の芸は「縞物」ではないんだからね、。 まぁそういう議論を戦わした蕙蘭商人や関係者も、今はもう死んでしまったか引退してしまったということもあるが、。 ◆だけど今こうして画像を見ながらよく考えてみると、「紺の方を縞と見るのか、黄色い方を縞と見るのか」は微妙やね、。あの当時、蕙蘭界の抵抗が激しかったからエビアンも意地になってた部分はあるなぁ~、。 ◆色物は遮光のための土かぶせをする時期なんだけど、エビアンは作業できてない、。 ◆マジな話が「来年の今の時期に東京オリンピックやるの?」、。死人出るよ、。韓国はボイコットすると言ってる、。それもいいかもな、。 春蘭の柄の説明は、葉幅8ミリしかない細い葉だから分り辛いだろうし、ましてや文字からの説明だから尚更伝わりにくい思う、。文字で伝える難しさを今更ながら感じる、。ネットの方が雑誌や単行本よりは伝えやすいんだろうけどね、。 「春蘭縞物用語」を作る時、「中押し縞」に関しては「蕙蘭界の用語通り」の解釈で行こうと思っていた、。 ところが、その直前に出版された本に、当時の春蘭界実力商人石綿一二三氏が「中押し縞は葉先きからの蹴込みの縞と葉元から上がる縞とが葉の中程のどこかで入り交じる最高芸だ」と書かれていた、。春蘭界の最高権力者がそう書いてしまっているのに逆らうわけには行かない、。春蘭界独自の「中押し縞の解釈」を考えざるを得なかった、。 石渡さんは、葉の中肋(ちゅうろく)が黒く残るというような事には一切触れてなかった、。 「春蘭」にとっては、葉の中央の1本の固い葉脈が黒く残ろうと黄色く透けようとあまり大きな問題では無かったからだった、。実際、春蘭縞物を見ていると、抜けたり抜けなかったり平気で行き来するのだ、。 「蕙蘭」に於いてはこのことは大問題で、葉芯が黒の蘭は絶対に抜けない、。「瑞玉」はどんなに派手になっても「瑞玉」のままなのである、。黄色く抜けると値段が跳ね上がる、。それくらい大問題だった、。だから蕙蘭商人がわざわざ文句を言いに来たのだた、。 この件では苦労したよ、^^・ ひらかなの「らん」という雑誌に載せた頃の話、。その後、当時全春連の会長だった佐藤力さん、石渡一二三さん、高橋武さん、それにエビアン、の4人の共著という形の単行本も出て、春蘭縞物用語は徐々に広まったのだた、。
by evian_tn
| 2019-08-11 00:20
| 東洋蘭(春蘭)
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