◆中国蘭奥地蘭・豆弁蘭の赤花 Ｎｏ．４６

◆７月４日、雨、。シトシト雨が終日降り続いている、。梅雨らしい雨で気持ちが落ち着く、。こういう風な降りかたの雨の日は体調が良くて歓迎だ、。九州地方では集中豪雨に見舞われている様子で気の毒なことなのだけど、。大阪でも最近は「梅雨らしいシトシト雨」はメッキリ減った、。雨がほとんど降らないか降るとなったら短時間集中型の豪雨が多くなってきたように思う、。熱帯とまでは言わないが亜熱帯性の気候になりつつあるのだろうと思う、。
◆表の風来記ＢＢＳには「蛍」のことが書いてあった、。蛍も一時はほとんど絶滅しかけていたのだったが、危ういところで”日本人のバランス感覚の良さ”が働いて、このところ全国的に”蛍”は見られるようになって来ているらしく、嬉しいことだけど、”蛙”はまだまだ少なくなったまんまだなぁ、。
◆九州地方では、昔と比べて２週間ほど田植えの時期を遅らせているらしい、。気候が変化して暖かくなった為に、実持ち時期が早くなってしまい、遅く植えて収穫時期を同じにして品質を保っているそうだ、。農家の人が「九州で稲作ができなくなる時期は遠くない、」と言っていた、。
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◆「地球温暖化」と「乾燥砂漠化」が急速に進行している、。
もうすぐ「蝉」が鳴き始める季節なのだが、大阪の昔は、まず「ちーちー」（にいにい蝉）が出て「あぶらゼミ」に続き、「かたびら」（クマゼミ）は王者の風格を持って真夏に登場し、「ツクツクボウシ」の鳴き声が聞こえる頃には「秋」を感じる空気が漂ったもんだった、。地球表面の乾燥化のせいで、湿り気のある表面の土に生息するはずの「ちーちー」と「あぶら」の幼虫は少なくなり、今ではいきなり「かたびら」（クマゼミ）が登場する、。夏中「かたびら」の声しか（極端に言えば）聞こえなくなってしまった、。
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◆今年、「風来記棚」では東洋蘭を始めて以来の「開花期の長さ」だった、。１月から６月頭まで春蘭が開花したのだから、初めは確かに「春蘭」だったのに途中で「初夏蘭」になってしまう程だった、。「冬季の気温の高さ」が「冬眠不足」を招き、目覚めを遅らせた結果だったのだろう、。取り越し苦労かも知れないが、何か大変な変化が「東洋蘭界」にも起きそうな気がして、不気味さを感じる、。
地方による栽培品種の変化、展示会時期の変更、などは、もうすぐ目の前の出来事だろうなぁ～、。
インターネット時代になると蘭界は急に変化するから「ネット時代に備えよ、」と大阪で開かれた商人会の懇親会でエビアンが警告の公演をしたのが３年前だった、。結局なにも手を打たずに今日の東洋蘭売れ行き不振になってしまっている、。「気候異変」では東洋蘭界はもっと変化する、。暑い地方産の「奥地蘭」などはエビアンが人気したように思われているが、そうではなく、自然の流れだったのだろうと今は思う、。
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◆ついでに書いておくが、「奥地蘭」の話が出ると、「風来記」が奥地蘭を人気するから中国の環境破壊が進む･･･てな風に、まるでヤクザが喧嘩を売るようなコジツケ理論を振り回すのがネット上に居るけれど、現在、中国での環境破壊とそれの結果としての砂漠化は、蘭の産地の「黄河の南」ではなく「黄河の北」で起きている現象なのだ、。砂漠化は現在、北京の西方７０キロまで来ていて、一年間に１３キロメートルの速度で進んでいるから計算上はあと６年で北京は砂漠の砂に埋もれる、。
第一、中国の砂漠化は遥か昔の時代に始まっている事なので食い止めるのは人知の及ぶ作業ではないのだ、。遥か悠久の昔に存在した砂漠の中の幻の王国「楼蘭王国」の滅亡まで風来記奥地蘭のせいにされちゃかなわん、。「地球の意思」なんだよ、ガイア理論で言うなら、ね、。
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◆地球というものを地下のマントルから表面の動植物、宇宙の引力圏までを含めて「一つの生命体」であると見ると、地球表面も我々人類の肌が細胞分裂によって日々生まれ変わっているように、地球表面も絶えず生まれ変わっている、。日本に関係する所では、南米ペルー沖の太平洋に直径３０００キロに及ぶ穴があり、地球の中心部から新しいマグマが噴出し、ユックリと太平洋をアジアの方へ進んでいる、。途中ハワイ諸島では火山が噴出しているが、これを乗せたまま進んでいるので現在の伊豆諸島は昔のハワイだったそうだ、。このプレートは日本の近くで日本列島を乗せたプレートの下へ沈み込み、更に地下を進んで、中国の真下タクラマカン砂漠辺りで今度は地球中心部へ向かって沈み込んでいるそうなのだ、。
ん？、何を言いたいか？、て？、。中国の砂漠化は地球の意思なんだということを言いたい訳よ、。今は経済的に景気がいいように見えても、滅び行く国なのよ、。所詮はね、。風来記が奥地蘭を人気しようがしまいが、ね、。
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