九花「程梅、」 No.469

◆２００８年１２月３０日、。３１日、。　　　九花「程梅」

今年も残り２日、。「東洋蘭風来記」ご訪問の皆さんには大変お世話になりました～、感謝!!!,、。正月休みの間に春季展示会出品予定品の見分けと冬眠打破の場所の確保と加温室の用意の仕事があるね、。良いお正月をお迎え下さい!!,、。

◆「楽焼鉢」の事を今年は度々書いた、。下書き・試し書きのつもりだたが、書いてみると文字にして膨大な分量だ、。もしも将来「楽焼鉢」記事依頼があったとしても、雑誌２ページや３ページに収まる分量じゃないね、。まだ、書き出しの部分程度しか書いてないのになぁ～、。だから、このホームページ記事をもって、「楽焼鉢」記事にするくらいの心構えが必要かもなぁ、て思い始めている、。そうなると、今までは、多少曖昧な部分が有っても、とりあえず書いて来たが今後はどうなるか不明だなぁ～、。

◆デジカメについても考えさせられる年だたなぁ～、。サイト運営上、良い画像を見て頂くのが本来だろけど、画質はマァマァでも多くの画像や品種を紹介するのも大切な事なので、手軽なコンパクトデジカメでお茶を濁して来た、。一眼レフの切れ味のいい画像を見ると、その気持ちが揺らぐ、。

◆珈琲豆の話を書いたついでに、日本のコーヒー豆の裏情報を書こうかな・・・
ご承知のように、コーヒーというのは”木の実”です、。表面の果肉部分を取り去った種の部分、。だから、コーヒーミル（珈琲豆を挽く機械、）でいくら細かく挽いても、あくまでも”粒子”ですから、ネルの布地（珈琲を濾す分厚い布地、）で濾し取られます、。
で、理論的には「珈琲は透明」になるハズなのに、日本で買った珈琲豆はいくら丁寧に濾しても透明にはならず、不透明になってしまうのです、。サイホンの下部分「ロート」に薄く落とした珈琲でも不透明に濁っています、。これは、日本へ輸入された珈琲豆には、どの段階でかは判然としないのですが、「メープルビーン」という”お豆さん”が増量剤として混ぜ込まれます、。「メープルビーンズ」は文字通り「豆、」です、。大豆のような豆、。豆は焙煎（加熱して焦がすこと、）し、ミルで挽くと粉（パウダー）になってしまい、ネルの布地を通り、珈琲を濁らせてしまうのです、。安いコーヒーほどこのメープルビーンズの混合割合が高い、て訳です、。

エビアンは日本での珈琲豆の一番大手の輸入商社へ”コネを頼って”輸入直売を申し込んだ事が有る、。つまり、メープルビーンが混ぜられる前に純粋な珈琲豆を買おうと言う訳だ、。大倉商事ていう貿易商社だた、ホテルオオクラの系統の商社、。担当課長てのが「いかほど御入用でしょうか？、」て聞くから、清水の舞台から飛び降りるつもりで多めに「１００キロ買いたい、」てエビアンが言うと、「そんな微々たる分量はお譲り出来ません、」て担当課長に言われたものだた、。そうかもなぁ～、ブラジルやアフリカから何万トン単位で輸入するのを１００キロ売ってくれ、て言われても困るだろなぁ～、。でも、その時は「木で鼻をくくったような」課長の物言いに腹を立てたよ、＾＾、。エビアンも若かった、。

この大手輸入商社から、日本各地の「珈琲専門商社」てのが仕入れて行き、そこから「珈琲焙煎業者」に卸され、更にそれが日本各地の喫茶店やコーヒー売店で売られる仕組みです、。「メープルビーンズ」はこのルートのどこで混ぜ込まれるんだろね？、相当早い段階で混ぜられるように思うなぁ～、。
・・・という訳で、日本から出ずに（外国じゃなく、の意、）純粋な珈琲豆だけのコーヒーを日本人が飲むのは不可能、て仕組みになっています～、。
エビアンは過去に一度だけ、たった一度だけ、UCC上島珈琲の社長が叙勲した記念に自分専用ブレンドの珈琲を配ったことがあり、これを手に入れた、。この珈琲はどんなに濃く落としても、ロートの向こうで手指をユラユラさせると透けて見えたものだた、。もちろん、この珈琲は実に美味だたよ、＾＾、。

ヨーロッパやアメリカへ旅行されたら、そういう気持ちで珈琲を飲んで来られたらいいね、日本のようにセコイことがされてなければ、珈琲豆だけの美味しい珈琲が飲めるでしょうからね、。